株式会社三陽フードシステム:初出展で見えた“想像以上の可能性”。国内・海外・新業態へと広がるフランチャイズの手応え
アジフライを主食とする定食屋「三陽食堂」を展開する株式会社三陽フードシステム様に、
フランチャイズEXPO(通称:FRAX)への出展の背景、リアルイベントでの手応え、来場者の反応について、お話をうかがいました。
フランチャイズ元年の第一歩として、展示会を選択
── フランチャイズEXPOには今回が初出展とのことですが、出展を決めたきっかけを教えてください。
三陽食堂として、2026年から本格的にフランチャイズ展開を始めようと考えたのが最初です。
いくつかフランチャイズ関連の展示会を見て回る中で、日程的にもタイミングが合い、
「まずは加盟店募集の第一歩として、展示会が一番良いのでは」と考えて出展を決めました。
Webは使わず、あえてリアルからスタート
── これまでWebマーケティングなどは行っていたのでしょうか。
実は、フランチャイズ募集については、
これまで大々的な広告やWeb施策はほとんど行っていません。
だからこそ、
最初のプロモーションとしてリアルな展示会を選んだ
という側面が大きいです。
「飲食が少ない」からこそ、印象に残る
── 他のフランチャイズイベントと比べた印象はいかがでしたか。
他社主催の大規模フランチャイズ展では、飲食ブースが多い印象がありますが、
今回出展してみて感じたのは、
「飲食が多ければいい、というわけではない」ということです。
フランチャイズEXPOは業種が多岐にわたっている分、
逆に飲食ブースが目立ちやすく、
想像以上に展示物に興味を持って足を運んでくださる方が多かったですね。
飲食目的は3〜4割。残りは「新規事業を探す層」
── 来場者の属性はいかがでしたか。
飲食を明確にやりたいという方は3〜4割。
残りの6割ほどは、
「業種は絞っていないが、新しい事業を探している」
という方々でした。
ターゲットが広がったことで、
想定していなかった出会いが多く生まれたのも印象的です。
海外展開・新業態など、想像以上の広がり
── 特に印象に残った来場者との出会いはありましたか。
韓国料理のフランチャイズを日本で展開されている方や、
海外進出を見据えて新しい業態を探している方など、
海外志向の来場者が想像以上に多かったですね。
実際にお話ししたエリアも、
アフリカ、ドバイ、フィリピン、ニューヨークなどさまざまでした。
※フランチャイズEXPO出展時の様子
海外展開は構想段階から、具体フェーズへ
── 海外展開はもともと構想されていたのでしょうか。
はい。
三陽食堂を立ち上げた当初から、
将来的に海外展開は視野に入れていました。
たとえば、
フィッシュ&チップス文化のあるイギリスで、
「ジャパニーズ・フィッシュフライ」として
アジフライを展開できるのでは、という構想もありました。
実際、
今年3月にはアメリカ・サンディエゴのペトコパークへの出店も決まっており、
海外展開は**“これから始まるフェーズ”**に入っています。
Zoom相談20件。さらに、新しい業態のヒントも
── 出展を通じて、どのくらい具体的な商談が生まれていますか。
現在、
約20件ほどはZoomなど次のやり取りにつながる段階に進んでいます。
また、商談件数以上に大きかったのが、
新しい業態へのニーズに気づけたことです。
「店舗型ではなく、テイクアウト専業でやりたい」
「住宅街の空き地を活用したい」
といった声が多く、
テイクアウトや簡易店舗、キッチンカーなど、
これまで以上に幅広い展開の可能性が見えてきました。
初出展でも成果を出せた、ブースづくりの工夫
── 初出展にあたって、準備面で工夫した点はありますか。
できるだけ費用を抑えつつ、
目に留まるブースを作ることを意識しました。
- 黄色を基調としたデザイン
- 資料や装飾は外注せず自作
- 店舗の歩みをまとめた動画をモニターで上映
大きな予算をかけなくても、
工夫次第でしっかり目立てると感じました。
「アジフライ」という一言で立ち止まってもらえる
── 初めて出展を検討している企業へのアドバイスがあればお願いします。
一番大事なのは、
「何をやっている会社か」が一瞬で伝わることだと思います。
私たちの場合は、
「アジフライ」というワードが強く刺さりました。
唐揚げやとんかつではなく、
「アジフライ?それは面白いね」
と興味を持ってもらえる。
自社ならではの“尖り”を前面に出すことが、
立ち止まってもらうきっかけになると思います。
初出展の満足度は80点。次につなげる余白を残して
── 最後に、今回の出展の満足度を教えてください。
初めての出展ということもあり、
今後どこまで成果につながるかはこれからですが、
現時点では80点くらいでしょうか。
満点にしてしまうと改善点がなくなってしまうので、
次回に向けて、さらに磨いていきたいですね。
